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2014年公演「ラ・ボエーム」

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Concept

ミャゴラトーリの思い
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オペラ羽
オペラグラス
オペラの現場

しかしながら、現実的に全く予算がなければオペラの舞台を制作することはできません。
まず、オペラの現場には歌手や奏者はもちろんのこと、舞台監督や照明家など様々な分野のプロが集まります。また稽古の為には、ピアノを備え演技が十分にできる広さの稽古場を数十回にわたり確保しなければなりませんし、ホール代はもちろん、衣裳費、道具費、印刷費、車両費など、少なくない制作費が必要であることは事実です。その制作費を確保するために日本オペラ界で一般的に行われてきたのが
①高額なチケット料金の設定、
②出演歌手に対するチケット販売の義務付け(ノルマ制)やチケットギャラ制でした。

しかし!
ミャゴラトーリは出演者に対するノルマ制を行いません!

ミャゴラトーリ主催者の立場からノルマ制の問題点について述べます。
本来、その公演の予算に責任を持ち、宣伝やチケット販売をするのは主催者の仕事です。もちろん出演者も、出演する作品を観て欲しいと思えば宣伝やチケット販売をするかもしれませんが、それはその公演が「きっと良いものになるだろう」という手応えがあって初めてそうするものです。予め出演者にノルマが設定されていて、チケットが売れ残ってもその負担を強いられるとしたら、その公演の主催者は「予算の責任を持つ」という大事な仕事を放棄していることになります。
即ちそれは「作品のクオリティ」への責任を放棄することです。
まずは主催者が「どのような公演にするか」というビジョンを持ち、その為に必要な人材を集め、稽古環境を整え、その予算に責任を持つ。そこに高度な技術を持つ歌手やスタッフが集まりチームを組んで力を発揮するからこそ、無限の想像力とエネルギーが生まれ、少ない予算からの出発でも良い作品を創り続けることが出来るはずなのです。良い作品を創り続ければやがてオペラファンが増え、オペラ界は活性し、予算も増えていくでしょう。それが「オペラ普及活動」であると私は考えます。道のりは長いですが、それが私の夢でもあります。チケットノルマ制は「良いものを創る」環境を根本から壊してしまう悪習と言えるのです。

なぜ今、オペラなのか?
オペラ燭台

オペラは約400年もの間、世界中の人々に愛され受け継がれてきた舞台芸術です。
オペラ歌手は、鍛え上げられた技術によってマイク等の拡声器材を一切使わずに生の声で歌い演じます。様々な表現スタイルが存在する現代でも、人間の生身の肉体と声から発したエネルギー、美しさ、力強さには心を震わせる特別な感動があります。舞台上にその「生のエネルギー」を結集させた芸術がオペラなのです。この時代だからこそ、私たちはその魅力を伝えたいと思っています。

私たちが作るオペラ

オペラ「ラ・ボエーム」の中で主人公が歌う言葉に「僕はお金はないけれど、空想の中に億万長者にも勝る城を建てることが出来る」という有名な一節がありますが、私たちはこれこそが芸術の原点であると考えます。かつて小劇場演劇ムーブメントの時代に、あまたの小劇場劇団が切磋琢磨して自分たちの世界を表現しそのエネルギーが演劇ファンを増やしていったように、私たちも原点に立ち、今こそオペラの世界から小さくとも本気で作った舞台をお客様に届けたいと思っています。

オペラブック
こどもとオペラ
子どもと一緒に楽しむオペラを!

子どもの頃から「生のエネルギー」に触れることはとても価値があります。
気軽にオペラに親しむ時間を提供することで、本を読んだり映画を見たりするのと同じようにオペラを楽しみ、親子で劇場に足を運ぶ機会を多く持ってもらいたいとミャゴラトーリは願っています。

ミャゴラトーリは「日本語セリフでつなぐ原語歌唱上演」という
新しいスタイルで、子どもと一緒に楽しめる公演を行ってきました!

日本語セリフでつなぐ原語歌唱上演」は、原語で歌うオペラを字幕を使わずに、日本語のセリフを挟んだわかりやすいスタイルで楽しんで頂くことを目的としています。原語で歌う部分の内容も前後のセリフや芝居によって想像できるように構成、執筆された台本をもとに上演します。
また「泣いた赤鬼」のような日本の物語をオペラにした作品も取り上げてきました。
ご要望があれば全国どこへでも子どもたちにオペラを届けに参ります!お気軽にご相談ください!

2011年~2013年 親子無料招待を実施し「愛の妙薬」「秘密の結婚」「セヴィリアの理髪師」を連続公演
2013年、2015年 愛知県田原市の小学校にて「愛の妙薬」スクール公演
2015年     (株)京王電鉄主催・みんなで観る初めてのオペラ「愛の妙薬」公演
2017年       杉並区NPO活動資金助成対象事業 オペラ「泣いた赤鬼」公演

2015年 スクール公演「愛の妙薬」終演後の様子

2017年 子どもたちも出演した「泣いた赤鬼」公演

ミャゴラトーリは2014年にNPO法人となりました。私たちの目標は利益の追求ではなく、オペラを育てることです。ですから「活動の収益は個人の利益ではなく次の事業活動に充てる」という基本方針のもとに活動しております。
これからもまっすぐにお客様の心に届く舞台を創っていく所存です。
どうか私たちの趣旨をご理解頂きご賛同頂ければ、大変嬉しく、心強く思います。

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由来とロゴ

ミャゴラトーリの由来とロゴマーク

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ミャゴラトーリとはイタリア語で「にゃーにゃー鳴く猫たち」という意味です。
オペラと猫をこよなく愛する代表の首藤が命名しました。
実は裏の意味で「調子っぱずれな歌を歌う人」という意味もあるのです。
ミャゴラトーリのオペラは調子っぱずれ…?  いえいえ、もちろんこれは洒落ですが、
ぜひとも公演に足をお運び頂き、皆さんの耳でお確かめください!
ミャゴラトーリのロゴマークは大きな歌劇場の上にちょこんと座る猫が描かれています。
これからも猫のように自由に堂々と、未来を見つめて進んで行きたいと思います。

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団体概要

団体概要

名 称

NPO法人オペラ普及団体 ミャゴラトーリ

所在地

東京都杉並区上高井戸1-9-17

設 立

2014年7月14日

役 員

首藤 史織
吉村 孝雄
大澤 恒夫
高橋 由布子

理事長
副理事長
副理事長
監 事

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理事長 首藤 史織 Profile

理事長 首藤史織 Profile
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SHIORI SHUTO

1974年東京生まれ。昭和音楽大学音楽学部声楽科卒業。
日本オペラ振興会オペラ歌手育成部を経てソプラノ歌手として活動を始めるが、オペラの素晴らしさを広めるためにはより素晴らしい歌手をお客様に紹介するべきとの考えから自身の歌手活動を辞め、2009年にオペラ普及団体ミャゴラトーリを設立。2014年にNPO法人化した。
例え予算が少なくとも心を込めて真摯にオペラを創ることを信念として、2009年の設立時から毎年欠かさずオペラ公演やオペラコンサートの企画・制作を続けている。
2014年上演の「ラ・ボエーム」はモストリー・クラッシック誌において「副編集長が選ぶ年間ベスト公演第2位」に選ばれた。
舞台芸術はお客様に認められてこそ価値があるとの考えのもと、基本予算はチケット収入と観に来て下さった方からの個人支援金のみとし、だからこそ何物にもとらわれない自由で質の高い作品創りが出来ると信じ活動を続けている。

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NPO法人オペラ普及団体 ミャゴラトーリ
©2023 MIAGOLATORI
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